デュレーションを図で理解
- 2020.05.29
- ファイナンシャルプランナーへの道
えふぴー爺さんです。FP2級実技試験向け学習が金融資産運用の章に入りました。金融資産運用は専門用語や横文字、計算が一段と多いのが特徴です。”きんざい”発行のFP2級精選問題解説集のC-1:「債権の利回り」の例題でスタートします。
例題の名の通り、債権(社債や国債という有価証券)の利回り(定期的に支払われる利子)なので、債権という資産を運用するための知識が問われるわけです。金融機関で仕事をされている方は、おそらく日常業務と密接なのでしょう。でも、えふぴー爺さんはエンジニア出身なので、FP3級の学習開始と同時に学び始めた次第です。また、今までに債権を購入したことも全くありません。FP2級に合格したら、無理の無い範囲で試してみて、今後の相談業務に生かしたいです。
C1:「債権の利回り」の例題で、「一般論として債権の残存期間が同じであれば、クーポンの低い銘柄ほど、市中金利の変動に伴う債権価格の変動が大きい。」は正解か不正解かの問いがありました。答えは正解(〇)です。その解説文章の中に「・・クーポンの低い銘柄ほどデュレーションが長くなるから債権の価格変動が大きい」と記載されていました。デュレーション? 何だっけ?? デュレーションについて購入した参考書では「債権の投資元本の回収までに要する平均残存期間」とだけ説明されています。正直に言うと意味がわかりません。何とか、もう少し要点を掴んで覚えたいと思い、ネットから解説情報を調べました。かなり沢山の記事がありますが、感想はどれも難解な記述です。でも、一部の優秀な方が解かりやすく説明してくれている記事もありました。そのお陰で随分と理解できた気がします。全てを覚えようとすると頭に入らなので、今回は二つの図だけを覚えることにしました。
言葉で表すと、・・・うぅぅ、どうしても長くなって難しくなってしまいます。それでも、無理なくらいに短くするならば、デュレーション”平均回収期間”は、厳密には異なるが残存期間と似ていて、その長/短はクーポンレート(=オプション)の高/低に影響を受ける。だから、デュレーション(=平均回収機関≒残存期間)が長い(=クーポンレートが低い、右の図)ということは、残存期間内に利回りが変化した場合に債権価格の値動きも大きい(左のグラフ)というリスクがある、と覚えよう。
次はC-2:「投資信託への投資(1)」とC:3「投資信託への投資(2)」です。昨今の市中銀行の低金利を反映して、投資信託へ資産移転をされる人も多いと思います。えふぴー爺さんは古いタイプの人間なので、見ず知らずの会社の人を信用して、自分の資産を任せることには消極的でした。ファイナンシャルプランナーの知識を学んで、この考えが変わるか否か・・・、現在進行形です。
この二つの章にある例題では、投資信託という仕組みの中で発生する各種費用の理解が大切です。それと実技計算ではPER・PBR・ROE、シャープレシオを求める問です。そこそこは覚えていたので解けました。気になったのは、「信託財産留保額」です。その必要目的は理解していましたが、”基準価額へ反映される”という言葉の意味が意味不明でしたので、ネットの助けを得て調べました。結論は信託財産留保額が当該信託財産内に算入されると、総口数に変化がなければ一口当たりの基準価額は、極々僅かではあるが増加します。この説明を読んで”基準価額へ反映される”という意味が納得できました。また、”算入される”と記載しましたが、販売会社も委託会社も受託会社も「信託財産留保額」を受け取らずに、当該信託財産の中に留める(残しておく)ということですから、当該投資信託の全投資家分の信託財産が僅かに増えるのと同じです。
以上です。えふぴー爺さんが投資信託を始めるには、虎の子の預金を使用するので、家族会議に於いて全員一致の承認を得たうえで、これはという投資信託を見つけて、少しだけチャレンジしてみたいです。このハードルを越えられるように勉強します!
投資信託と無関係ですが、上の写真は家庭菜園で玉ねぎを収穫し駐車場の屋根に吊り下げました。昨年の11月に苗と肥料を購入し、えふぴー爺さんの労働を提供しただけで、半年後に大きな収穫となりました。すごく納得のできる”利回り”です。
【重要事項】本文はブログ作成当時のファイナンシャルプランニング技能士国家試験に向けた学習記録を綴った内容です。従って、本文中に記載した法令等に基づく記述は現在の内容と異なる可能性があります。法令等に関する内容は、必ず最新情報をご確認ください。宜しくお願いします。
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