日本FP協会のAFP資格が欲しい(後編)

日本FP協会のAFP資格が欲しい(後編)

えふぴー爺さんです。AFP認定研修では、模擬的に仮想の顧客の依頼が設定されていて、その顧客の希望に沿った提案書を作成します。そして、その内容で合否が判断されます。多くの受講者は初心者ですから提案書を見たこともないはずです。そこで、この提案書というドキュメントを作成するための作成ツールが無料で公開されていることに気づく事ができて本当に良かった。やっと作成作業をスタートできます。

早速、日本FP協会のホームページから提案書作成ツールをダウンロードします。エクセルファイルです。えふぴー爺さんが使用しているPCにはMicroSoft Officeはインストールされていません。だって高価だからです。代わりにWPS Officeを日常的には使用しています。大部分の機能はMicrosoft Officeと同じなので、定年退職後の個人ユースにはGoogleとWPSで十分です。

WPSのSpreadsheets(≒Microsoft OfficeのExcel)でツールをオープンできました。マクロを有効にして操作してみると大丈夫そうです。日本FP協会のホームページには、このツールを使用して作成した提案書の見本が、PDFて公開されていたので、それを見て確認すると、少し違和感を感じますが致命的ではないと思うので、使うことにしました。

今月中(11月)の課題提出は無理と諦めていましたが、これを使えば必着 25日の条件を実現できそうです。

提案書を書き始めると、これで良いのか・・、と不安を感じるばかりでです。課題の内容としては間違っているのではないか・・、分かり難い表現かもしれない・・、というスパイラルに入ると文章が確定できません。キャッシュフロー表も同様です。

ここで質問サービス制度を使用してみました。講師からの解答は約1週間程度ということなので、早めに質問しないと、解答が欲しい日までに受けられないかもしれません。ちょっと焦って11月14日(土)に4点質問しました。幸いにも翌週月曜日には解答があり、「全て問題ない(間違っていない)」、ということでした。少しだけ自信を持って作業が進められます。

悪夢です。作成途中で問題が見つかりました。無料作成ツールはマクロでグラフを自動生成しますが、WPSでは正しく動作しません。マクロの修正は不可なので変なグラフが勝手に印刷されます。いろいろと時間を掛けて調べましたが駄目です。仕方が無いので、別にグラフだけをWPSで作成して、印刷後に紙を切り抜いて、提案書の変なグラフの上に貼り付けました。超アナログ手法で対策しました。見た目はなんとか解決できました。自宅のプリンターはA4サイズが印刷用用紙の上限です。キャッシュフロー表はA4サイズでは文字が小さすぎるので、近くのコンビニエンス・ストアーに行って、A3カラーへ拡大コピーしました。1枚80円です。

一通り作成した後は、何度も微修正を加えましたが、どこまで完成度を上げるべきなのか分からず、無駄な印刷物が増えて紙もインクも大量消費です。

「受講のご案内」に目を通すと合格ラインは60点ということです。配点などは解りませんが、必須の項目が全て記載されていれば60点に達するだろう。という心の内で都合の良い解釈をして、提案書第一弾完成としました。(第二弾の無いことを祈ります。)

百円ショップでA4サイズの紙が入る角形2号を買ってきました。さすがに百均の角形封筒は安っぽくて、角の糊付け箇所がめくれそうです。仕方なくセロハンテープで補強してから、提案書提出用紙、FP2級合格証書のコピー、作成した提案書、を入れて郵便局へ持っていきます。窓口で”簡易郵便でお願いします”、というと570円でした。これは作業は全て終わりました。

合格するか否かは全くわかりません。しばらくは結果を待つだけです。

日本FP協会のAFP認定研修を受けていると、実務的な提案書というのが資格認定の重要なファクターであることに驚きました。国家試験は広い分野の知識や法律を覚えることが主に求められます。これに加えて民間(日本FP協会)の資格認定は、知識を活用してファイナンシャル・プランナーという肩書でビジネスにする上で必要な能力を学ぶのだと感じました。2級ファイナンシャルプランニング技能士資格とAFP資格は同レベルではないのです。その違いは、対相談者(対顧客)に納得していただく術の習得かなぁ、と思いました。

1回で合格したいなぁぁ